2015年01月30日

いただきものの真意




事件が解決した20150129_200640.jpg後,依頼者の方から,御礼として立派な胡蝶蘭が送られてきました。














何度か触れているとおり,当事務所には,開業時いただいた胡蝶蘭,その後事件の解決の御礼でいただいた胡蝶蘭があり,どれも,一定の間隔で花をつけています。

今回いただいた胡蝶蘭も,是非とも,この後何度も花をつけてもらいたいものです。



ところで,我々の仕事は,スムーズに進むことはほとんどなく,紆余曲折を繰り返した後に完了,すなわち紛争が解決することが多いです。
紛争は相手のあることであり,また,裁判の難しさも手伝って,事件の解決は,必ずしも,思惑通りにいくものではありません。進むにつれて明らかになる事項も多く,それにより,帰趨が左右されます。

そんな紆余曲折や依頼者の方の忸怩足る思いを感じることも多く,事件が解決したといっても,依頼者の方は満足していただいたのだろうか?大丈夫だろうか?と思うことがままあります。

先行きの結論が不利な見通しであれば,その旨をご説明して,一定の譲歩のうえでの解決をお勧めします。その場面では,ともすれば,依頼者の方からすれば私の利益をはかってくれない!とも思われる可能性もあります。
しかしながら,不利な結論が目に見えているにもかかわらず,無策なのは信義にもとると思うので,一生懸命説明をして理解して貰おうとします。
こんなとき,説明は正しく伝わっているのだろうか,無理に説明せずに,不利であっても裁判所なりの判断を貰っておわりにした方がよいのか,と悩む場面があります。というよりも,ほとんどの事件で,このような悩みに直面します。

このような悩みの中,やはり,理解が得られるかは分からないけれども,有利な結論を得るために説明をし,解決をはかるのですが,解決後も,依頼者の方にとって,それでよかったか否かは不明です。

答えが無いので,結果が正しいかどうかを検証する術がないのです。



ただ,一点。
依頼者の方が真に喜んでいただけた場合,これは結果が正しかった場合であると思います。



いただきものは,当然それだけでなんとなく嬉しくはありますが,そのような結果を検証・確認できるという意味で,業務上あまりない,ほっとする瞬間です。


とはいっても,別にいただきものを要求しているわけではありません(^^;)。



いただきものは,ほっとしますが,いただきもの以上に嬉しいのは,前に事件解決した元依頼者の方が,知り合いの方のご紹介をしてきてくれることです。

以前の事件に満足していただいたからこそ,他人に勧めることができるのでしょうから。








ぽっとする瞬間です。

posted by 水越法律事務所 at 11:00| 事務所