2017年07月12日

ビットコインで配当

少し前に,コイン詐欺の事件(将来,値上がりするコイン(暗号通貨)があるとして,これを高額で購入させるもの。)を立て続けに請けました。
薄っぺらい知識はありましたが,その実態は分からず,暗中模索,五里霧中で勉強し,その過程で暗号通貨を買ってみて…ということをしていました。



現在,ビットコインが通貨として法的に認められたとも評価され,今後,暗号通貨が広まっていくことが予想されます。
なお,ビットコインなどについて,一般に仮想通貨という言葉を用いていますが,crypto currencyの和訳であり,暗号通貨が正しいのではないかと考えています。
もはや暗号通貨は,「仮想」ではなくて現実ではないのでしょうか。

ところで,株式会社MTGOXというビットコインの取引所について,破産手続が開始しています。
詳細および真偽は不明ですが,報道によれば,ビットコインはまだ換価(ビットコインが通貨であるとすれば日本円に換価する必要はないことにもなる可能性がありますが。)されておらず,ビットコインで債権者に配当することもありうる状況のようです。
「関西地方の債権者は、配当を現金かコインのどちらで希望するかを尋ねる連絡を管財人から受け、将来の値上がりを見込んで「コイン希望」と答えた。」
http://www.asahi.com/articles/ASK7B34Q7K7BUTIL00C.html

報道では,ビットコインの価値が上昇したために「満額配当」となるなどとされています。
おそらく,これは,破産開始決定時に例えば100万円分として20万ビットコインをもっていたところ,配当額が100万円となる見込であるということであろうと思料されます。
しかしながら,これは,20万ビットコインを持っていたとすれば,200万円や300万円あるいはそれ以上の価値となっていたということを意味するので,実質は満額配当ではないものと思います。ビットコインで配当するならば,20万ビットコインの債権者には,10万なり5万あるいはそれ以下の数量のビットコインを配当するという形になるだろうと思われます。

何を言っているかわからないと思います。まさに現代版魑魅魍魎ですね。
良い研究対象かもしれません。 

戦後,急激に諸分野において発展してきた中,近年の大きな発展は,インターネットであると思われます。
そのインターネットも,黎明期を過ぎ,成熟して来ている今日において,暗号通貨は,一気に世界を変えるような気がするようなしないような。
私も破産管財人をやりますが,一度是非ビットコインで配当してみたいものです。


ファミコンで遊んでいた時代が懐かしいものです。
こんな時代がくるとは…

posted by 水越法律事務所 at 20:28| 事務所